10th 11月2012

寒い寒いっ

by dojicompany

すっかり秋になってきましたねー!

昨日ついに今シーズン初ガスファンヒーターさんのお世話になりました。

家が吹き抜けだからなかなか暖まらないのでヒーターの前にちんまりと座ってお茶飲みました。

冬ももうすぐなのでしょうか?

 

 

皆さんの住んでいる街では紅葉はいかがでしょうか?

京都はまだ一息ってところですが、紅葉目当ての観光客はすでに真っ盛り(笑)

こないだも出町柳から京都駅まで車で一時間近くかかって電車乗り遅れましたよう…

 

 

さて、全然関係ない話をひとつ。

最近は少なくなりましたが、たまーに飲食店とかで横柄なお客さんっていますよね。

「客が金払ってんだから言うこと聞けや!」的な御仁。

そこまででなくとも店員さんに過剰に乱暴な物言いするひととか、一度ぐらいは見たことありますよね。

あれってイヤなもんですよねー。せっかく友人と楽しく食事していても周りにそんな人がいるだけで雰囲気ぶちこわしになってしまいますよね。

 

よく「お客様は神様です」って言いますが、ああいう方はこの意味を少し履き違えているのではないかと思ってしまいます。

もちろんお金を払って食事をしているわけだからそれに見合った対価を店は提供するべきだ、って考え方はわかるんですけど、それ以上に店員さんも人間なわけだから、まず他人に対する敬意ってものを示す必要があるんじゃないかと思うんです。お店はお商売だから当然お客様には丁寧に接しますが(そうじゃないお店は同じようにダメだと思います)、お客も自分では作れない様な美味しいものを提供していただいているのですから、それについて感謝の気持ちを持つべきじゃないかと。その上、同じようにお金を払っている他のお客さんの気分を害することにもなるわけですから、これは自分が客だと言ってもなにをしてもいいということにはなりませんよね。

 

客も店員もお互いに敬意を持って、お店で食事(やお買い物)をするということは

お金のやりとりをする経済活動

という前に

自分に代わってお仕事をしてくれていることへの感謝

を持っていたいものです。だれも一人では生きられないもんね。

 

明日もお店を出る時は店員さんのありがとうございましたの挨拶に笑顔で

「ごちそうさま、ありがとうっ」

と笑顔で答えたいものですねっ。

 

 

 

あ、別になんかあったわけじゃないですよ、ふとそんなことを思いついたから書いてみただけです(笑)

何が言いたいかと言うとブログのネタになるようなことが特になかったからとかなんとか…

 

意味はないけど宗彦の写真

28th 10月2012

久しぶりなんてもんじゃない(苦笑)

by dojicompany

えっと、大変ご無沙汰してます、童司です。

 

いやー、ブログってなかなか更新出来ないもんですね(笑)

あっという間に前回から3月も経ってしまいました。

やっぱり元々が怠け者なせいでどうしても滞ってしまうのですよ。

ブログ以外にも一通りSNSやってるんですが、

Facebook → ほぼ放置

mixi → ログインすらしてない

twitter → 割とまめにツイート、ときどき暴走

 

こんな体たらくです。もしかしたらネットでコミュニケーションとるのあんまり向いてないのかな?とか思う今日この頃。

それでもこのブログは我が童司カンパニーのオフィシャルブログだからね、流石にもう少し更新しなきゃっ、とは思うのですが、やっぱり気がつくと3ヶ月放置。うーむ…。この際誰かゴーストライターでも雇いましょうか(笑)

 

このままじゃ流石にまずいんじゃないかと思ってちょっと考えた結果。

「このブログにはスタイルがない!」

そう、なにを書くかがあんまりはっきりしてないからおっくうになってしまうのだよ!

なので、これからは基本的にテーマを決めてそれに沿って更新していこうかなと考えている次第です!

ということでテーマ発表!

「僕の好きなものを皆様に押し売りするっ」

これでいきます。

最近読んだり見たり聞いたりしたものの中で僕がこれはっ、と思ったものを皆さんに半ば嫌がらせのように押し付けようかと思います。

ええ、そうですよ。ネットに星の数ほどある「シロートのめんどいブログ」と同じ手法ですよ。

 

お前ら俺の話聞け。

そして俺の好きなものを好きになれ。

 

元ラツィオのディカーニオさんもびっくりのファッショな感じのブログです。

 

とりあえず、また更新が滞るまではこれで行こうかと思います。

 

なんか文句あっか

 

 

 

それじゃ次回から「茂山童司の押し売りブログ」乞うご期待っ。

 

 

あんま期待すんなよ。

 

 

 

 

27th 7月2012

まずは日本代表の船出に乾杯

by dojicompany

いよいよオリンピックも開幕を迎えますね!

皆さんはどの競技のどの選手に注目されていますか?

とりあえずこれを書いている今、開幕式前ですが日本代表の女子フットボールと男子フットボール(もうそろそろ日本も欧州流にならってサッカーをフットボールと呼びませんか?)はグループリーグ初戦を勝利で終えました。

 

特に男子は現世界王者スペイン代表に勝利!

 

いやー、頑張りましたね!いとこの茂とかと一緒に観戦していたんですが、結果はもとより内容でもスペインを上回った試合でしたね!相手が前半の終わりに一人少なくなったとはいえ見事な展開でしたっ。

 

マイアミの奇跡と呼ばれたブラジル戦では、日本がまさかブラジルに勝つなんて万に一つもあり得ないような、正に奇跡として受け止められましたが、今回のスペイン戦はきちんと準備をして挑めば世界最上位クラスのチームでも充分日本は勝負になるというような印象を受ける試合でした。

本当に日本代表のフットボールの成長には驚きを隠せません。今日以降日本が世界のどの国に勝っても「〜の奇跡」と呼ばれることはないんじゃないでしょうか。十分世界の強豪相手にも渡り合える、それだけのポテンシャルを日本のチームはもう持っていると思いました。

 

〜閑話休題〜

 

試合をパブで観戦し終わって、うちに帰ってハイライトを見たいと思ってNHKをつけたらニュースがやってました。

その中で例の橋下徹市長が文楽を鑑賞しにいった記事が流れていました。

 

あ、ここからはいささかdepressingな話になってしまいますので、そんな気分じゃない人は「戻る」をクリックしてね。

 

もう再三色んな人が意見を述べているので、僕が言うことでもないのですが。

関係がある大阪府民の方も、そうじゃない他府県の方(僕もですが)もこちらを読んでいただきたいです。

 

『内田樹の研究室』2012.7.26

同一労働最低賃金の法則について

(リンクはトップに貼ってあるので、更新された場合はお手数ですが上記のタイトルを探してお読みいただければ幸いです)
内田先生は先の市長選の頃から橋下氏の対立候補である平松前市長の支持を表明されておりました。
ですので、その辺りは割り引いてなるべくニュートラルにお読みいただきたいのですが、
内田さんがずっと書いていらっしゃることを僕は支持しております。
その上で今回の文楽協会の件について、あまり長くならない程度に一言申しあげたいと存じます(といっても結局長くなっちゃいますが)。
本日の観賞後の記者会見で
「演出など見せ方をもっと工夫して、文楽をよく知らない僕らでも面白いと思うものにすべきでは」
(朝日新聞デジタルより転載  http://www.asahi.com/politics/update/0726/OSK201207260215.html
と仰っていましたが、そもそも
文楽も歌舞伎も狂言も能も日本の古典芸能には「演出」という仕事はない
このことを市長はご存知なのでしょうか?
古典芸能に携わる人間として少なくとも僕はこのニュースを聞いたとき(記事を読んだ後も)、
「おいおい、勘弁してくれよ」
と思いました。日本の芸能は演出家じゃなくってシテ(主役)がリードをとって舞台を作っていく、『演出という概念がない芸術』だということすらご存知ない方が(もちろんご存知ないでしょうけど)知ったかぶりしてあくまでも『民意』だと嵩にかかって意見をされているのに辟易とします。
先述の内田先生のブログを読んで頂いた方にはお分かりいただけると思いますが、彼が押し進めているのは「同じ仕事を出来る人材のコストを極限まで切り詰めること」です。
なので、今回の文楽協会との対立も恐らくは
1) 予算のカットもしくは全削除を通して「文楽を『府や市から金を出すことなく』大阪に貢献する文化に変えていく」
2) 文楽(やその他の伝統芸能や伝統文化)といったカネのかかる短期的に利益を生み出さない芸術が滅びようともその代替となる新しい文化が出て来るから、市場淘汰の流れに任せるのが最も費用対効果がよい
のどちらかと考えていらっしゃるのでしょう。
だけどね、
それは違うよ。
すべてのものは売り買いできて、一番効率のよいものに資源が集中していくしするべきだというのは、申し訳ないけど「ビジネスマン(グローバリスト)の『奇習』」です。
久しく問題になっている牛丼チェーンの低価格競争でもわかるように、効率化と低価格化の競争『だけ』を追求していくと消費者は離れていきます。それは、必ずそうなる。
そうではなくて、「余人をもって代え難いこと」が出来る人や文化が世界の多くの人々の尊敬を得て、発言する権利を有するのです。
だってそうでしょう。存在するアイデンティティが「あなたと同じ仕事をより安くできる」というだけしか言うことがない人を誰が尊敬するでしょう。明日にでもより安く同じ仕事ができるひとが現れればその人はポイっと用済みです。
そうではなくて、どうしても「あなたの代わりを探すことができない」という人材を大切に育てるのが首長として大事なことではないのですか。
ここ10年以上、パリをはじめとしたヨーロッパの国では日本の文化が大きなブームになっています。
その多くはアニメーションや漫画のような最近の日本の文化です。
僕個人も漫画やアニメを愛好しているので全く軽視するつもりはないのですが、これらの文化と伝統芸能の違いを述べさせていただくなら、新しいものは比較的模倣が容易だということでしょう。
今パリにいる十代の日本のアニメや漫画を愛好している子供達は、近い将来ジブリや鳥山明氏と遜色ないものを生み出すようになるでしょう。世界中に面白いアニメや漫画の作家さんが生まれるのはそう遠くない未来だと思います。
だけど、いくら大好きでも世界の他の国で「玉三郎以上の女形」や「住太夫並みの太夫」や「茂山千作二世」が生まれることはありえません。これらは全て長い歴史のなかで生み出された「余人をもって代え難い」人材です。
もちろんバレエやオペラのように世界的に発展すればほかの国々でもすばらしい歌舞伎役者や泣ける浄瑠璃を語れる太夫が生まれるかもしれません。
でも、『とりあえず』現状そうではない。
日本にしかない固有の芸能、ほかの誰をもってしても代わりを勤められない人材がいる。そういったものがビジネスマンの「この四半期で生き残れなければ会社の存続は危うい。よって、何はともあれ目先の利益を確保することが最優先だ」というような文脈で論じられてよいのでしょうか。
誤って受け取られたくないのですが、僕は古典至上主義のような「昔のものは大事やから守っていくべきや」というような論調には同意しません。
いかなる芸能であっても最早人々に必要とされないならば表舞台から退場するべきであると思います。少なくとも狂言や能はそういった経緯を経て田楽や猿楽といったものから能や狂言に進化したと思うからです。「人々の嗜好に合わせて変質してきたからこそ何百年も残ってきた」と思います。
なので、もし今世界の人々に対して本当に日本の伝統芸能が必要ないのであれば、滅ぶのも致し方ないと思います。
でも、市場原理で『目先のおカネと天秤にかけられて』消えることには賛成できません。それは原理的に人々の要請とはちがうものです。『市場のニーズ』と『人々のニーズ』は違うものです。ビジネスマンにはそのことがわかりません。
なので、なにも橋下氏が全面的に全ての政策で間違っているとはもうしあげません。ただ、文化政策のような「自分が弱いな」と思うジャンルについては(教育もそうだと思いますが長くなるのでこれについてはまた今度)、
『よくわかんないからとりあえずペンディングする』
という態度をとっていただけたら嬉しいんだけどなぁ、と思います。
自分の尺度では測れないことが人間にはありますよね。
そういったものにたいして、とりあえず「保留する」という決断も、即答即決といったわかりやすいウケのいいやりかたとはまた違った「英断」ではないかと思うのです。
橋下さん、さぞかしお忙しいでしょうけどがんばってください。でも、ときどきは立ち止まって、ゆっくりすることも必要かもしれませんよ。
13th 7月2012

南九州はよかとこばい

by dojicompany

いやあ、前回の投稿からすっかり日が経ってしまいました。
ブログができる前は
「ブログさえできれば毎晩毎晩くだらない事書いてやるぜぐへへ」
と思っていたのですが、実際にやってみるといきなりひと月も更新が滞ってしまいました。

言い訳をするわけじゃないんですが、このブログの形式がスマホからはすごく更新し難いんですよね。
だからどうしても自宅でPCに向かって書かなきゃいけないんですが、最近全然家にいなくて。
また家にいる時は寝てるか酔ってるか台本覚えてるかでPC触ってる場合じゃなくって。
なので、今日は珍しく茂山狂言会事務局からの更新です。

〜言い訳終了〜

さて、このひと月の間に結構いろんなことがあったんですよっ。
親父の還暦のパーティーについては(知らないうちに)うちの事務局がこのブログでお知らせした通りです.
すっごい久しぶりにお会いした方とかもいらっしゃって、とても楽しいひとときでした。

その後で遂に逸平様の『花子』の披きがありました!
感想としてはね、
『やっぱ逸平様はさらっとやるんやー』
っておもった。
いや、舞台はもちろん熱演で、きばりすぎてちょっと聞いた事ない様な声出てましたけど(笑)、
公演全体というか、なんとなくのムードというか、あんまり大曲ってことを出さず、重々しくならずにスマートな会だったなと。
狂言師のなかでも際立ってプロフェッショナルな逸平様はそういうところのバランス感覚がすごくいいから、
周りになるべく気を遣わせないようにきちっと公演として持って来たなって感じがしました。
あ、これが中入りの時の写真。

ね、なんか余裕あるでしょ?(笑)

で、その週にもういっこ大きな出来事が。

事故にあいましたーーーーー!!!
姫路へお仕事に行く帰りの高速で茂が前の車にどーーーーーーーん!!!!!
4台の玉突き事故!
我らが1056アルファード号が逝ってしまわれるほどのハードな事故でした!
僕は助手席に座っていたのですが当たった瞬間前の車のリアウインドウのガラスが
ばーん!バラバラバラバラ!!!
ってこっちのフロントガラスに飛んで来て、こっちのガラスも割れたかと思ってめっちゃ怖かった…。

結局他の車に乗ってられた方々も怪我はなく、不幸中の幸いというか、さすが茂山さんは悪運が強かったのですが。
運転って怖いね、うん。
やっぱ僕免許とんのはやめとこう、と決意をあらたにしたのでした。

さてここからが本題。
鹿児島&熊本に行って来たよ!!
仕事3日遊び2日の計五泊六日の旅!
めっちゃ楽しかったぜ!

こーんなローカル線の電車(もちディーゼル)に乗ったり、

霧島アートの森へ行って

わんわんかわいい

トイレがむきだし!

秘密基地発見!

天国への道?

などなど大満喫。
でも、車がないと遠いねーw鹿児島から役2時間で最寄りの栗野駅に到着。

栗野駅の剥げかけた名所案内。

いやいや、『徒歩2時間』てwww
普通その距離はもう車で表記するやろ!
てか温泉なんかより霧島アートの森をもっとプッシュせんかい!
ラジウムとかいいからw

とかなんとか突っ込みどころ満載で大満足でした。

で、翌日は熊本観光!
恐らく熊本県は行くのが生涯2度目。
茂山童司が「もっとも行った回数の少ない県」として認定されております。
次点は秋田県で恐らく3回ぐらい。三位以下はわかんね。

で、なに見に行ったかというと

ジェームズタレル!!うおお!すげえ!ライトが!色が!変わる!じわっとすぎ!夢の世界!

…はい。思い出すだけで興奮するわけですが、これは熊本市現代美術館に常設されているジェームズタレルという現代美術の作家のインスタレーションなのですが、ちっちゃい図書館の天井に2×3mぐらい(テキトー)の青い窓みたいなものが空いていて、毎日午後7時半から15分だけ作動しまして、ゆっく〜〜りと明かりの色が変わっていく、それだけの作品なんですね。

でも、それがむっちゃ気持ちいい。たった15分とはとても思えないぐらい、幻想的な時間。ぼーっとして、うとうとしてるといつの間にか色が変わってる。終わったあとまるで2時間ぐらいそうしていたかのような、ぼわんとしたいい気持ちになれました。
これが見たくてわざわざ熊本へいったのですね!
みなさんも是非熊本へ見に行くといいよ。まさに熊本ナンバー1の
ホントに遠くからでも行って見る価値のある作品でした。

え、熊本城?
なにそれおいしいの??

なーんてね。

行ったよ、一応。熊本といえば熊本城だもんね。

で、結論。

うん、城だ。

以上。

つまんないーー!
お城なんてみんな一緒だよー!
なんか侍や忍者みたいな人いっぱいいたけどコスプレ感ありすぎて声なんかかけられへんよ…。

そのうえ、熊本城の自販機で買ったこれ。

熊本名産!みたいに書いてあったから

「よっしゃ、名産ならいっとくか!」

って思って買ったらお前無果汁て…。
しかも裏見たら生産者福岡県と書いてある。熊本城よ観光客をなめてはいけないのである。

ということでお城は金輪際パス!もうどんな城にもいかないことにします!さようならお城!アディオスお城!

その他、バーで隣にかわいい子が座っていたり、色々楽しかった熊本。

今度は是非阿蘇のほうに行ってみたいね!誰か運転できる人一緒に行きましょう!

15th 6月2012

茂山あきら 還暦祝いの会

by dojicompany

さる6月12日、京都・磔磔にて「茂山あきら 還暦祝いの会」を開催いたしました!

茂山あきら 還暦祝いの会
当日は100名以上のお客様にお集りいただきました!

会場が老舗ライヴハウスということもあり、いわゆるフツーの宴で終わるはずはなく、

バースデーケーキのサプライズなどをはさみつつ、

アコーディオン&コントラバスのユニット「ママミルク」さんや、

磔磔オーナーであり、あきらの友人でもある水島氏 率いるバンド「ポロリーズ」さんの演奏、

さらには、わかぎゑふさんの漫談と、終始 笑顔が絶えることなく賑やかに進行しました!

今回食事を担当いただいたのは、寺町二条の「La masa(ラマーサ)」さん。

巨大パエリアをはじめとした美味しい料理とお酒をサーブしていただき、大いに盛り上げてくださいました!

 

このたびは多くの方にご参加いただき、誠にありがとうございました。

残念ながらご参加いただけなかった方からも御祝いのお言葉を沢山頂戴しております。

この場をお借りして御礼を申し上げます。

茂山あきらは次なる節目に向け、ますます精力的に活動してまいります。

今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします!

05th 6月2012

オラオラですかあ?

by dojicompany

最近ジョジョが熱い。

 

おそらく今年が連載開始25周年ということもあるのだろうが、書店でもやたら関連商品が目につく気がする。それに伴って僕も家にあるジョジョの文庫をお風呂の時や寝る前に読んでいるのだけど、読みはじめるとついついとまらなくなってしまうのが困りものだ。半身浴をしながら読んでると気がつけば汗だくになっていて、目に汗が入った痛みで号泣していたりする。

 

ご存じない方のために書いておくと、ジョジョとは「ジョジョの奇妙な冒険」という漫画で、荒木飛呂彦さんが週刊少年ジャンプでずっと書いておられる作品である。登場人物は「スタンド」と呼ばれる精神の具現化したキャラクターを戦わせるのが特徴である。

 

 

シリーズ物でこんなに長く読んでいるのはジョジョだけだ。なんでこんなに好きなんだろう、と考えてみたんだけど正直よくわからない。ストーリーは確かによくできているし、スタンドという設定も面白いし、キャラはカッコいいし、台詞も名言集が刊行されるぐらいグサグサくるし、ってようするに全部好きなのだ。ああ、敵キャラでいいからジョジョの世界の住人になりたい。

 

 

ちょっと恥ずかしいのだが、未だにある日自分にもスタンドが出ないかと期待している、半ば真剣に。

ええおっさんが何言うとんねん、と思われるだろうが実際そうだから仕方ない。

いつか俺にスタンド発動したら笑ってたやつら見とけよ。あのときバカにした報いを受けさせてやるぅぅ!

グロリアの分だ!これも!これも!これも!これも!

オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラーッ!!!

 

 

 

 

 

…ちょっと興奮しすぎた。

とにかく、それぐらい好きなのだ。是非多くの人に読んでもらいたいと思う。読みたいが長過ぎてどこから読めばいいかわからないと言う方は以下を参考に章を選んで頂ければいいとおもう。

 

王道が好き→3部

格闘漫画好き→3部

ファンタジックな不思議な世界好き→4部

ミステリー好き→4部

イタリア好き→5部

ファッションやデザイン重視→5部

超常現象やムーとか好き→6部

主人公は女性の方がいい→6部

 

なお、1部2部はまだスタンドが登場しないのでまずジョジョの世界観を知るには向かないと思い除外。7部は初めて読むにはさすがに理解がしづらいと思うのでこれも除外。上の中で該当するのがあればそこから読んで頂きたいと思う。

 

個人的には好きなキャラやスタンドが多く登場する第4部が一番気に入っているが、周りのジョジョ好きにはあんまりそういう人がいないので参考程度にどうぞ。

 

皆さんのジョジョライフに

 

HAIL 2 U!

02nd 6月2012

点検しよう

by dojicompany

おはようございます。

最近やたら目が覚めるのがはやくって、なんだかお年寄りになったみたいです。

前の日二時まで飲んでいても七時前に目が覚めたりしてしまいます。そのせいで夕方の四時〜六時頃に猛烈な眠気が襲ってきます。いやね、もうすごいですよ。歩いていても突然クラっと眠気が来ると

 

「あああ、電柱が近づいて来るぅぅ…」

 

どんっ

 

いやさすがにぶつかるところまでは行きませんけどね。でもそうなってもおかしくないぐらい眠い。じゃあ、その晩は早くからぐっすり眠れるかというと、日付の変わり目がひたひたと近づいて来たなと思うとさっきまでの眠気はどこへやら、おめめパッチリ!!ううん、困ったものです。皆様におかれましてはくれぐれも体調管理にお気をつけられますように。季節の変わり目ですしね。

 

 

 

でも今日書こうと思ったのは体調不良の話ではないのでした。知性の不調のお話です。

 

最近アタマが悪いんです。

 

 

いやいや、言われんでもわかっとるがなていうか最近ていうかいつもアタマ悪いやんけお前と仰るであろう諸兄のお言葉はいちいちごもっともなんですが、そういう慢性的な知性の不足は今更どーしよーもないというか、あの両親なんだからハナから無理というか、学生の頃全く勉強しなかった過去の自分が悪いというか、要はそれは考えると悲しくなるので今言いたいのはそういうことではないのです。

 

たまにふと「あ、今あんまり頭の回転がうまく回ってない気がする」と思う時があります。それは大体の場合芝居や映画を見終わって夜道を歩いているときや、美術館やギャラリーから出てきたとき、本を一冊読み終えてたばこに火をつけてゆっくり煙を吐いているときにやってきます。

 

「あー、今のお芝居(又は映画や展覧会や本)面白かったなあ」

 

僕は他人の創作するアートに大変寛容な人間なので(ホントですよ)常日頃からよくこう思うことがあります。でも、「じゃあどこが面白かったのだろう」と考えたときに「ん〜、よくわかんね」と即答できてしまうとき、これ要注意です。さらに悪くなるとなにが面白かったのかという問いすら浮かんで来ないことがあります。確かに面白いのだけど、自分にとって今見た芸がどういう位置づけのもと興味を涌かせたのか言語化できない状態になってしまう。こうなると完全にアウトです。

 

芸術には色んな楽しみ方があるので、もちろん何も考えずただただ面白がるという姿勢が悪いわけではもちろんありません。僕も舞台をするときにお客様にそうやって観て頂きたいと思う公演を作ったりします。でもそういった楽しみ方もある一方で、じっくりと時間をかけて考える楽しみ方もあります。それは対象と自分が静かに向かい合いながら、観賞後にゆっくりと時間をかけてすりあわせることでじわじわと芸術と自分が混ざりあうのを喜ぶような楽しさです。そういった楽しみ方を全く放棄してしまっているとき、僕は自分の「知性が不調」であると感じます。

 

そんなときにはやっぱり自分のアタマの点検が必要になります。「じっくり思考することが面倒だと思う気持ち」と「思考することの楽しさ」を秤にかけたときに後者を選びたくなるような、脳が活発に動くこと自体が楽しいのだと思い出すような状態に戻してやりたい。

 

じゃあどうやってそのような状態にもどすのか。僕は好きな作家の本を再読します。あたりまえですが何度も再読するような作家の書籍には自分が面白いと思う価値判断が詰まっています。というか、こういった物事はどちらが後先とは言えないのですが、好きな作家や芸術家の作品を繰り返し消費し続けた結果僕は今の価値判断を得るに至ったということもできるでしょう。芸術の好き嫌いについて、先天的に備わった嗜好というものががあるのかどうか僕は知りませんが、おそらくはこれまで見たり読んだり聴いたりしてきたものから後天的に獲得して来たものが大半をしめていると思います。ですから、好きな本を読み返すということは自分がなにを基準として良い/悪いを判断しているかを思い出すことになります。

 

僕の場合、そういうときに読むのは内田百閒、筒井康隆、中島らも、中山康樹、宮田珠己、荒木飛呂彦、高野秀行、村上龍、土屋健二、内田樹、ジャックケルアック、ゲーリーシュナイダー、ブコウスキ、ランボー、パウロコエーリョ、ディラン、オクタビオパス…などなど。どの作家も今まで何度も再読してきた人達ばっかりです。こうやって書くと日本人の作家はわりとユーモアのある作家が多いのに対し、海外の作家は詩人が多いですね。「はなす言語によって人は人格が変わる」という考え方に僕は同意しているのですが、読む本にもそれが顕著に現れている気がしますね。それはさておき、そういった好きな本をガリガリ再読していると、不意に思考が飛んで「なにが面白かったのかうまく説明できなかった」こととリンクすることがあります。

 

「あー、そうか。あの芝居のあの場面で僕はこれこれこういうことを読み取って面白いと感じてたんだな。ということは次のあの場面でこうなった時…」

と、突然何かがわかった(ような気がする)ら、あとはパズルのピースが埋まるようにがしがし思考が回り始めます。

 

こうなればオッケー。チューンアップ完了です。僕のぐうたらな脳が「考えることって楽しいっ」と再び思っている証拠(たとえ勘違いであったとしても)です。あとは『書を捨てよ町へ出よう』です。何回も読んだ本なんてかったるくて読んでられっかいっ、と豪快に本をソファに打ち捨てて町へ飛び出すのです。映画や芝居を見てもいいし、知らないギャラリーへ入ってもいいし、夜中ならばバーへ行って人とお喋りしてもいい。なんでもいいから新しい刺激に触れるのです。刺激を得た脳は、まるで石炭を次々に放り込んだ蒸気機関車のようにモクモクと煙を上げながら回転速度を速めていきます。すると次から次にいろんな考えが浮かび、マシンガンのように言葉が口から出て来る。

まあ、このときに考えたことは、一種の躁状態ですから、正直あんまり役に立たない(苦笑)。でも、そうやってチューンアップされたあとは「考えるための考え方」がきちんと残るので翌日以降のもうすこし気分が落ち着いた状態のときにうまく物事を捉えられるようになります。そして、しばらくするとまた思考不良に陥るのでまた本を再読して整備する。こんな感じでアタマの点検を何ヶ月かに一度はやっているのです。

 

今もそういった点検期間で、数日前から暇があれば内田樹さんの本をむさぼり読んでいるわけでございます。今度はいつどの本のどのフレーズでつながるのでしょう。その瞬間が来る瞬間に思いを馳せて、ワクワクしながら、ドキドキしながら、ちょっとだけ切実に祈るように、じっと待っているのです。

 

さあ、今日は新作の初回稽古だ。

ちょっと時間に余裕をもって出かけようか。

お気に入りの曲をiPodで聴きながら喫茶店でコーヒーを飲みながら本を読もう。

 

 

 

書を持って町へ出よう

 

 

28th 5月2012

twitter始めました

by dojicompany

 

皆様、こんにちは童司カンパニーです!

この度童司カンパニーのツイッター公式アカウントができました。(10分くらい前に作りました!)

ツイッターでは公演情報や、HP更新情報、色々な裏側・・・をもっと手軽に皆さんに楽しんで頂けるようなことをつぶやきたいと思っております。

アカウント名は@dojicompanyです!ツイッターをされていない方もこれを機に始めてみてはいかがでしょうか。

@dojicompanyフォローしてくださいね。

とある日、事務所にて。なにか物言いたげですね・・・。

 

 

26th 5月2012

こんにちは茂山童司です

by dojicompany

童司カンパニーのブログへようこそ、茂山童司です。

早いものでホームページが開設されてから早一ヶ月とちょっと。
「新しくブログを作りますので童司さん舞台のこととか普段のこととかいっぱい更新してくださいね」と言われていたのに、こんなに時間が経ってしまった…。
どーもすみませんんんんん!!!
これからはちょくちょく更新していきますのでまた読みに来てくださいね。

さて、第一回目の投稿となる今回は、読んでくださっている皆さんが一番疑問に思っていらっしゃるであろうことについてお答えしたいと思います。それは、

童司カンパニーは童司の会社なのか?

これですよ。
やっぱりしょっちゅう聞かれるんですよね。

「童司さん会社作らはったんですか!?」
「いつから社長さんにならはったんですか?」
「狂言師ってそんなに儲かってるんですか!?」

非常に誤解を受けることが多いのでこの場で申し開きをしたいと思います。まず、ホームページの会社概要の欄をご覧下さい。このページ読みながら見られるよう新しいウィンドウで開くといいですね。開きましたか?オッケー、ならば設立のところをご覧下さい。

平成2年6月1日とあります。

これがもう全ての答えですよ。平成2年って22年前ですよ。僕まだ7歳。起業するにはいくらなんでも早すぎるでしょっ。まだかけ算もできない歳ですよ。ザッカーバーグやジョブスでさえ会社作ったの大学のころですからね。
実は童司カンパニーは一昨年亡くなった祖父の千之丞が作った会社なんです。そのころ狂言の舞台が軌道に乗って来て、会社を作った方がなにかと有利だろうということで。まだ茂山狂言会(うちのメインの会社です)さえも会社になってないころです。じいさんは戦前大学で商業の勉強をしていたので経営のことにも明るかったのです。

で、自分で言うのもなんですが、千之丞は一人孫の僕のことを大層可愛がっていてですね(笑)、で会社作るときに僕の名前をつけたんですね。多分あんまり深くは考えてなかったと思います。そんなに長く続く会社になるとも思ってなかったみたいですしね。ですがそれから早22年、本人はアナザーワールドに旅立ち、残されたのは息子と孫の二人。
あのね、おじいちゃん……

この会社名とっても恥ずかしいよっ!!!!!!

あなたの孫は今時会社名に自分の名前入れてるってどんだけ自分好きやねんって思われてるよ!!

親父を差し置いて自分の名前を冠してどんだけ偉そうやねん!!

ていうか人に名刺渡すときに
「童司カンパニーの茂山童司です」
なあんて恥ずかしくて言えないんですけどっ!!

ですので皆さん、僕は決して自分好きでも自意識過剰でも親父をなめてるわけでも社長でもないので誤解しないでくださいねっ。

あー、ずっと言いたかったことを言えてスッキリした(笑)

それではこれからちょくちょく更新していきますんで、またよかったら読んでくださいねー。

じゃ、今から高槻の狂言会いってくる!

舞台行って来る!

09th 5月2012

「百問百答」ご覧になりましたか?

by dojicompany

皆様こんにちは、童司カンパニーです。

サイトオープンから1ヶ月、更新が滞ってしまい、申し訳ございません。。。

さてさて、童司カンパニーのオフィシャルサイト、楽しんでいただいておりますでしょうか。

今日はそのコンテンツの中から、ぜひチェックしていただきたいものをご紹介したいと思います!

それは・・・「百問百答」です!

http://dojicompany.jp/profile/qa100.html

「百問百答」は「役者紹介」というコーナーの中にあります。

サイトをご覧になる方に、茂山あきら・童司をもっと身近に感じていただきたいという思いから、

二人にどどーんと100の質問を投げかけました。

 

二人の回答が同じだったりするところは、偶然とはいえ、さすが親子とうならされ、

そうかと思いきや、見事なくらいバラバラの回答に、思わず頬がゆるんだり。

狂言役者としてのみならず、素顔の二人も垣間見ていただけるコンテンツです!!

 

質問と回答は、カルタのように一枚ずつめくって読んでいただく仕様ですが、一覧も用意しております。

一覧ページ:http://dojicompany.jp/profile/100all.html

 

どうぞお楽しみくださいませ!

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