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狂言師 茂山童司が手掛ける 伝統的な技法をベースとしたコント公演。 現代へのびしっとした風刺を ふわっとした作風で描くことをテーマとしています。
茂山童司作・演出作品を発表するプロジェクトで、
シリーズ化して一年に一回のペースで定期的に開催していく予定です。
作家としてコンスタントに面白い作品を発表していきたいし、
そういう力を身につけたい。そのための実験と修行の場です。
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「伝統的な技法をベースとしたコント芝居」。
だから次は現代劇の俳優さんが出演するかもしれないし、
基本的に毎回顔ぶれをかえていくつもり。
他にも、例えば自分が好きな現代芸術とか、
全然違うフィールドともコラボレーション
してみたいと思っています。
いろんな笑いの芸能ジャンルでも、狂言は風刺的と言うのが特徴。
例えば夫婦喧嘩とか上下関係とか、
幅広いことが風刺的に描かれる。
題材が幅広いから沢山の人に受けるけど、
ピンポイントの笑いに比べると、笑いの濃度が薄くなる。
それはそれでいいけど、もう少し違う笑いの形もあるんじゃないか
と思っていて、この「ヒャクマンベン」では
狂言ではできない、僕が面白いと思う笑いを見せたい。
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これまでいろんな笑いの
先駆者たちの影響を受けてきたけど、
中でも「ラーメンズ」の影響は大きい。
最初は純粋に面白いと思って観ていたけど、
その後彼らの作品を研究するようになって、
こういうものをつくりたいって素直に思った。
狂言もそうだけど、ただ笑わせるだけじゃない、
きれいだったりかっこよかったりする舞台。
純粋に笑わせるということだけでは、
才能あるお笑い芸人さんたちの芸には敵わないけど、
僕は笑いも含めて「いいものを観たな」と
思ってもらえるような舞台をつくりたい。
それはこれから狂言でも目指していくところだし、
この「ヒャクマンベン」で目指す所でもあります。