いつも茂山童司ならびに童司カンパニーにご支援を賜り、ありがとうございます。
この度、童司が平成30年12月23日に三世千之丞襲名披露の公演を開催させて頂く運びとなりました。この公演をもちまして、茂山童司改メ三世茂山千之丞となり、同公演にて極重習「花子(はなご)」を披きます。
今後とも皆さまのご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
【童司ご挨拶】
いつも茂山の狂言をお引き立て頂き誠に有り難うございます。
この度、来たる十二月二十三日に祖父であり師である二世千之丞の舞台名を襲名する事となりました。早いもので師が他界致しまして八年が経とうとしています。その間に当家では色々な変化がございましたが、師が亡くなったという実感が私には未だ無く今でもふらっと楽屋に現れるのではないかと、そんな気持ちのままでおります。そんな中父あきらより薦められまして、また千作師千五郎師両名を始め一門の皆様よりも快くお許しを頂き三世千之丞を襲名することとなりました。
師はその多彩な舞台人としての活動もさる事ながら、伝統芸能としての狂言師の実力も確かな人でありました。まだまだ未熟な私がその千之丞を名乗ることには大きな不安と戸惑いも御座います。舞台を御覧頂くお客様の中にもまだ早いというお声もあることと存じます。それでも師の跡を継ぎ発展させて行く決意を持って、
千之丞を名乗る事に致しました。
どうか皆様にはその門出となります襲名披露公演を御高覧頂き、今まで以上に厳しく御指導御鞭撻を賜りますよう、伏して御願い申し上げます。
茂山童司
【襲名披露公演】
2018年12月23日(祝・日)
場所:金剛能楽堂(京都市上京区烏丸通中立売上ル)
演目:「花子」ほか
*その他詳細は後日発表いたします。
童司カンパニー