童司カンパニー

マリコウジ?

「マリコウジ」では 新作狂言を毎回2作品、上演していきます。

もうひとつのプロジェクトでは、「ヒャクマンベン」
タイトルで童司がコント作品を作っています。 どちらのプロジェクトも作家として、 コンスタントに面白い作品を創っていく力を つけるための、実験と修行の場です。

新作“純”狂言?

狂言の言葉や舞台はそのままに、 古典狂言の作品群と引けを取らない 新作狂言を観ていただきたいと思います。 「マリコウジ」で上演された新作狂言は、 2作品ずつ増えていきます。 それらを、作り手はもちろんのこと 観客のみなさまと一緒に育てて、 作品の良く末を見守っていきたいと思います。

新作狂言の金字塔「漕ぎ川」「彦一ばなし」につづく
作品となるか? 2100年の古典狂言の初演にどうぞご期待下さい。

アーカイブ

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2014年

諸白ヶ内もろはくがうち

登場人物…男、女房

のんべえの夫と、これまた酒飲みの女房。 毎日夫の太郎は帰って夫婦で晩酌をするのを日課としているが、今晩はいつもと様子がなにかちがう…? 古典狂言「素袍落」と戦中に書かれた木下杢太郎作の厭戦狂言「笑い茸」へのオマージュ。

2014年

今際の淵いまわのふち

登場人物…男甲、男乙、女

借金でクビが回らなくなった男と、仕事に精を出しすぎて嫁に逃げたられた男、二人はそれぞれの理由から身を投げるためにやってきた崖で偶然出会う。 お互いの境遇を話し合ううちに意気投合し、自殺を思い留まることにするが…?

2015年

鬼ヶ酒屋おにがさかや

登場人物…男、酒屋

ここは人里離れた山の中。鬼の造り酒屋がひっそりと暮らしている。そこに無類の酒好きという男がこの所に酒屋があると聞いてやって来る。人間を避ける鬼の酒屋は穏便に帰ってもらおうと頭を下げるが男もなかなか引き下がらず…。

2015年

二人山伏ふたりやまぶし

登場人物…山伏甲、山伏乙、茶屋

山伏が田舎の茶屋で休息していると、偶然そこにもう一人山伏がやってくる。 最初はお互い仲良く話しているが、些細なことから喧嘩になりどちらの法力が強いかを競うことになる。 二人は茶屋の亭主を祈り伏せようとするもそんなものが効くはずもなく…。

2017年

焚き火たきび

登場人物…男、焚き火の神

旅の途中盗賊に襲われて無一文になってしまった不幸な男。山道で行き暮れて焚き火をしていると、なんと焚き火の神様が現れる。 神様は哀れな男に同情し願いを叶えてやると約束するが・・・。 舌切り雀、マッチ売りの少女、アラジンの魔法のランプなど、色々な昔物語を狂言の世界に取り込んだ童話的狂言。

2017年

道行かずみちゆかず

登場人物…男甲、男乙、男丙

都へ年貢を納めるため田舎を旅立ったお百姓が途中で同じようなお百姓と道連れになった。 二人とも都を目指しているがどうしてもたどり着けない。次第に自分がいる場所がわからなくなり、ついには自分の素性さえも怪しくなってくる。 「道行」と呼ばれる舞台を回ることで場面転換をするという狂言のルールを逆手にとって舞台上を混乱に陥れる不条理な喜劇作品。

2022年

留守番酒るすばんざけ
現代ではテレビでもネットでもゲームでも、ステイホームの娯楽は様々なものがありますが、昔の留守番は暇を持て余すことも多かったようです。そんな時にはついお酒を盗み飲みしてしまうことも…。

2022年

医師の弟子いしのでし

登場人物…杉田清黒、本骨

都にその名を轟かせる名医の杉田清黒。ゴッドハンドと崇められる彼も段々と歳を重ね、このまま寿命が尽きる前に自分の技術を弟子に伝えたいと思い、この度初めて弟子を取ったのです。しかーし、うーんコイツどうにも使えない。

2023年

瓜貝争いうりかいあらそい

登場人物…貝売り、瓜商売人

昔は様々な行商人が都の大路を、声を張り上げながら、売り歩いたものです。田舎から都へ瓜を商うために出てきた男と、貝を売りに来た男が出会い、どちらが売り物の司(つかさ)であるか争うことになりました。果たしてどちらが勝つのでしょうか。

2023年

三竦みさんすくみ

登場人物…大名、鬼、山伏

狂言には時々偉そうな威張ったキャラクターというのが登場します。風刺的な狂言の性質上、ほとんどの場合そういった人物は最後に懲らしめられるというオチで終わります。しかし、世の中いつもそんなに都合よく行くものではありません。時には出てくる人出てくる人みーんな横柄で偉そうだということも…。
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最新情報

                 

2024年 6月22日(土)京都公演 大江能楽堂

2024年 6月29日(土)東京公演 セルリアンタワー能楽堂

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