▼ 「柿山伏」(かきやまぶし) 修行帰りの山伏が空腹のため道端の柿の木に登り 勝手に柿を食べていると畑主がやってきます。 畑主は木の陰に隠れた山伏をからかい 「あれは烏だ」「猿だ」と言います。 山伏はそのたびに鳴き声を真似しますが、 そのうち「あれは鳶だ、鳶なら羽を伸ばして鳴くものだ」と囃され、のせられた山伏は鳶の鳴き真似を しながら木から飛びおりたものの……。